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コンサートアリア:どうしてあなたを忘れよう K.505

歌劇『フィガロの結婚』が初演された年と同じの1786年12月26日に作曲された。
このオペラのスザンナ役を歌うなど当時ウィーンで活躍していたイギリスの
ソプラノ歌手ナンシー・ストーラスが帰国するにあたって開かれる告別演奏会
(翌1787年2月23日)のために書かれた曲として知られる。
ソプラノの独唱の他に華麗なピアノ・オブリガートが活躍するユニークな作品で、
この告別演奏会ではモーツァルト自身がピアノを弾いて別れを惜しんだとされる。
管弦楽をバックにピアノが歌と絡み合いながら美しさと格調を湛えつつ進行する
この作品には、ストーラスに対するモーツァルトの特別な思いが感じらる。
音楽学者アルフレート・アインシュタインは、ストーラスは「モーツァルトの妻
コンスタンツェが嫉妬する権利を有していたであろう唯一の女性」としている)。