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Haydn([haidn])は[d]の後ろの[n]が亮音(ソナント)として働いて「聞こえの山」ができるから、事実上2音節になり、dは音節末(形態素末?)でなく音節初頭の子音となるので無声化しない。

音節末(形態素末??)の子音群の有声破裂音は無声化する、といっても、実際に何がそれに該当するかの判断は、語源意識なども働くからちょっと難しい・・・

映画「シンドラーのリスト」のシンドラーやベートーヴェンの自称無給秘書のシンドラー(Schindler)は、Schindel(こけら、木製の屋根瓦)を作る職人「シンデラー(Schndeler)」が訛った形の名字だから、シントラーでなくシンドラーになる。
現にシンデラーさんというそのままの名前の人も大勢いる。

Wagnerはヴァーゲン(Wagen、車体)の製造職人に由来する名前だからヴァークナーでなくヴァーグナー(ワーグナー)になる。しかし普通名詞のWagnis(冒険)はヴァーグニスでなくヴァークニスになるし。

指揮者フルトヴェングラーの娘で、モーツァルトの「2台のピアノのための協奏曲」を父と協演した録音が残っているピアニストのDagmar Bellaは辞書を引くと「ダグマル・ベッラ」になるはず。
しかし父と協演したあのラジオ放送録音CDではアナウンサーが「ダークマル・ベッラ」とはっきり発音しているから、ドイツ人の間でも発音に揺れがある、ということではないか。