80さんは、どの公演とどの公演を聞いて、そう言ってるわけ?
星出豊は特に1980年代、日本語のオペラの上演に大きく貢献している。
初演の回数で星出を越える指揮者はまだいないはず。
また当時、藤原歌劇団の中劇場シリーズのほうで、演出の粟国安彦(粟国淳の父)と組んで、それまで知られていなかったチマローザ、ヴォルフ・フェラーリ、といった作曲家の作品を指揮して高く評価されている。
さらに前の1970年代にはメノッティの上演で作曲者に絶賛されているし、東京オペラプロデュースの旗揚げ公演「スペインの時」を成功に導き、朝日新聞などは「光る星出指揮」の見出しでほめている。
日本オペラ振興会以外でも、東京室内歌劇場の「脳死を越えて」などのヒットは星出の力によるところが大きい。
たしかに最近は、「星出さん、どうしちゃったの?」という声を聞くが、誰かを批評する時はもっと総合的に見るべきだし、そういう考えに反対で「単発の演奏で評価すべき」と思うなら「何月何日のどの公演」か明記するべき。

それに、星出豊は指導はうまい。日本語を歌うのが下手な歌手が星出指揮の時は明瞭に発音していた、というような例は、挙げろと言われれば五つ位はすぐ挙がる。大山で「修善寺物語」をやった時の砂田氏、とか。
また、「ド下手」な歌手をそこそこ歌えるようにするのが超うまい。こういうことは観客にはわからないから、80番さんみたいに言う人も出てくるのだろうが・・・

さて、日本オペラ協会は1970年代からずっと聞いているが最近、言葉がはっきりしなくなったのは誰もが言ってること。「星出を持ち上げる」とか個人の好き嫌いではなく、これが「現実」だからしかたがない。
百歩譲って星出氏が「最悪な指揮者」だったとしても、その人がいた時は出来たことが「いなくなったら出来なくなった」とすれば、その人は、やはり評価されるべきだと思う。