>>442
キリスト教徒が異教の神に対して抱く偏見が反映されていると思う。
救い主であるキリストに対して意のままに人間を操る残酷な異教の神。
そして最後には人間の愛と自己犠牲の精神が邪悪な神に勝つという図式。
ヘルマン夫妻の演出ではネプチューンは「他人を犠牲にしてでも生き残りたい」
「ライバルを殺してでも恋人を奪い取りたい」という人間の欲望に反応している。
実際に海神が彼らに凶器を手渡すことで、それを視覚化しているのがまた素晴らしい。
アーノンクール指揮のフィガロに出てきた天使も、ギリシアローマ神話の
愛の神エロス(またはアモ−ル=キューピッド)と思われる。