そして私は毅然と立ち上がり、ステージ上に駆け上がるや
続きを弾き始めたのです。会場の愚かな客達はあっけにとられた
ような顔で振り返っていましたが、事情を察したらしくうやうやしく
着席しました。エピローグまで弾き終えると会場の天井が落ちんばかり
の割れるような拍手。主役の若いピアニストは申し訳なさそうにに
私に握手を求めて来たのでした。ステージ上のこの光景を観た観客
は更に盛大な拍手を私達に送って下さいました。会場の天井が落ちる
ばかりの盛大さで。しかし、よく観察すると実際に天井が崩れている
のがはっきり見てとれました。次の瞬間突如地割れが起こり私と
若いピアニストは地割れの中に飲み込まれていったのです

-bad end-