夫の講演は日本におけるギター発展の歴史および現在の状況についてで、ドイツ語で行なわれました。
日本人も古来撥弦楽器に深く親しんできたという歴史がある事を琴や三味線の演奏CDを流して説明し、
続いて安土桃山時代に当時のキリスト教宣教師を通じ、リュート音楽がわが国で一部のキリシタン達によって弾かれていたらしい事、
その後鎖国時代になり西洋音楽が禁止された事、さらに幕末、明治時代の歴史を解説して、
西洋音楽を本格的に知ってからまだ百数十年しか経っていないのに多くの優れた音楽家が日本から生まれた陰には
優れた教育者たちがいた事、そしてその最も重要な人たちがギターを愛していた事などを話していきました。
また、ギターを初めて日本に持ち込んだ人や広めた人、
さらに1929年のセゴビア初来日以来の急激なギター界発展の功労者たちについて名前を挙げて説明しました。
中でも新堀学長先生がギターを身近で楽しいものとして広く普及させ、また各種音域のギターを考案し世界に類のない合奏システムを作り上げ、
ロンドンを皮切りに世界各地で演奏会を成功させたことは日本ギター史の世界に誇る最も重要な画期的なことであった事、