合宿夜の恒例行事は、「ディベート」です。参加者がくじ引きで2つに分かれ、あるものの是非を論じあう。今年のテーマは、吉田兄弟の津軽三味線を聴き、
彼らの伝統の枠組みを越える活躍について、是か非かを論じる、というものでした。このテーマでは、どう考えても「是」の勝ちは約束されていますよね。しかも、私が是組。
中悪魔さんは「非」組で奮闘しましたが、お気の毒さまでした(笑)。

今年は学生もよく発言し、勉強になるディベートだったと思います。今の学生は議論が苦手で、整然と意見を主張することがなかなかできませんから、ディベートは、いい練習になります。
しかし、ディベートが本当の学問的な議論と異なることは、しっかり意識しておかなくてはなりません。ディベートというのは、自説を守りながらいかに相手を論破するかの、
ソフィスト的テクニックを習得するものです。しかし本当の学問的議論は、相手の言い分に耳を傾けて、なるべくそれを好意的に理解し、自分の足りないところをそこから学んで、
必要があれば、自分の意見を変えていくというものでなくてはならない。そういう真の議論も、じつは高度なテクニックを要求するものなのです。

朝、炎暑の合宿所を逃げ出した私は、いったん家に戻り、その足で、宝塚の合唱コンクール審査にでかけました。その話題は、日をあらためてご報告します。

(注)
O助教授 : 大久保一助教授
報道陣にもみくちゃにされてメガネが飛ぶ : 帝京大学教授が非加熱血液製剤事件でメガネが飛んだ件
かの超長い名前のペンション : ソワールデビュース相模湖クラブ http://www.hahaoya.co.jp/
ずっと前に来た客は、もしかするとヤギやウサギの姿になってしまっているのではないか。 : ヨーロッパに伝わる伝説。音楽では「真夏の夜の夢」などで散見できる