今日の演目を聞いてわかったこと。
アーノンクールは古楽指揮者ではない(少なくともウィーンフィルとは)。
古楽の学習から得たものを使用してはいるが、基本的にカラヤンやベームらと同じ
線上にいる指揮者だ。ノリントンやブリュッヘンのように古楽を学習して
あらぬ方向に逝ってしまった指揮者ではないようだし、ラトルのように
古楽の成果「も」上手に応用する21世紀型指揮者でもないようだ。
つまり、ヴァントのような頑固おやじの完璧主義者ではなく、多忙な有名オケとの
妥協による演奏ができる指揮者なのだ。アーノンクールは強弱、緩急、適度なバランス
などは整えているようだが、そこまでのトレーニングで良しとしているように思えた。