10/10発売
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=609280110
アーノンクールとコンツェントゥス・ムジクス 〜世界一不思議なウィーン人たち〜
モーニカ・メルトル/ミラン・トゥルコヴィッチ著 臼井伸二、蔵原順子、石川桂子・訳
「どちらを見つけるのが難しかったのか、僕には実のところ、よく分からない。
きちんと演奏できる18世紀初期の楽器だったのか、それとも古楽器を演奏する情熱と資質のある20世紀中頃の演奏家だったのか。」 
ニコラウス・アーノンクール

今日ではなにもかもが当たり前のように思われる古楽。若い音楽家は、古楽器におけるその卓越性をアピールし、「響きの語り」という言い回しは、ずいぶん前から日常的に使われるようになりました。
1953年、チェロ奏者、ニコラウス・アーノンクールが、ヴァイオリン奏者の妻アリスと、好奇心旺盛な数人の仲間とともに内々に芸術的実験を始めたとき、古楽はまだ未知の領域に属していました。
彼らは、四年にわたり自宅の居間で楽譜や楽器、演奏技術や響きの効果などを研究し、練習を重ねた後に、公的な場へと足を踏み出したのです。
本書では、古楽のパイオニア時代、高度な専門知識を持つ音楽家たちが一致団結し、成功する確信のないまま、飽くことのない好奇心、計り知れない勤勉さ、
そして尽きることのない献身的姿勢でひとつの理念に取り組んだ、冒険に満ちた五〇年が生き生きと描かれています。
著者は、コンツェントゥスのメンバーであるミラン・トゥルコヴィッチと、アーノンクールの伝記を書いたモーニカ・メルトル。
さらに、アーノンクールのコメント付きのCDが、読者の耳を楽しませてくれます。
四六判・240頁/アーノンクール執筆のエッセイ/アーノンクール・ディスコグラフィー/アーノンクール肉声入りCD(対訳有)付