>>174
ハーンを絶対視しているつもりはないんだけど、逆に、フツーにヴァイオ
リン音楽が好きな人たちは、彼女の特異性を見逃している気がしないでも
ない。

自分は、過去60年くらいのヴァイオリン演奏のほとんどに、大して興味が
持てない。まあ、あまり好きじゃなかったのね。ハーンを聴いて初めて、
ヴァイオリンのレパートリーを積極的に聴くようになったと言ってもいい。
そういう人が、少なからずいる、ということの意味をもう少し考えてみても
いいんじゃないかなあ?

ピアノでは、通常メカニックとテクニックを区別して使うことも多いけど、
その意味ではエルマンやティボーが「テクニシャン」であるというのは
違和感はないな。ガラミアンだか何だか知らないけど、現代のヴァイオ
リン演奏がメカニックの優先で失ったものは多いんだろうね。

しかし、サラをリズムを崩すタイプと言ってしまえば、世の中にリズム感
の悪い奏者はいなくなってしまうと思うけどねえ。たしかに、音程、フレー
ジング、音色、リズム、と言った要素から考えれば、人によってそれぞれ
の重要度のバランスは違うだろうけどね。モノには限度があるw まあ、
あれが好きだという人がいるのなら、それを無理にくさす気もないので、
ただ自分には無縁のタイプなのだと考えておくことにしましょう。