>>738
ちょっと待った。
「第2」には、曲が始まってすぐ、金管によるコラールが(ティンパニのトレモロを伴って)出て
くる。ちょっと不思議な序奏。
この部分が葬送だったか何だったか忘れたけど、当時はすでに廃れつつあった修辞学的意味
を持つものであったという話を聞いたことがある。もし、ブラームスがそうしたもの(ティ
ンパニと金管に意味を持たせた音型を奏させること)を念頭において書いていたのだとすれ
ば、そのコラールにコントラファゴットを混ぜるわけにはいかず、低音を受け持たせるには
チューバを使うしかない。

ベートーヴェンの時代を想定したかのようなオーケストレーションをするブラームスが、わ
ざわざ「新参者」の楽器を用いてまで何かを表現しようとしたのか。まあ、単なる深読みか
もしれないけど、ウォルター・フリッシュ著「ブラームス 4つの交響曲」に、当時この箇所
にただならぬものを感じていた人物とブラームス本人の手紙でのやりとり(だったかな?)
に関する記述があって、それを読んでみたりすると、やっぱり何かあったのかなと思わせる。