いずれ歴史がすべてを明らかにしてくれるだろう。

日本人第一号のパリコン優勝者となった故渡辺紀範彦氏は生涯数枚しか録音を残さなかったが、
70年代、氏のレコードは私の住んでいた小さな町のレコード屋で入手することは出来なかった。
クラシックコーナーの片隅に、ようやくセゴビア、イエペスのレコードを何枚か見つけることが
出来たのみ、大きな町に出たついでにレコード屋を回っても、他にブリーム、ジョン、ベーレント
あと誰のレコードを見つけることが出来ただろう?

時は流れ、いまパソコンの前に座りAmazon.co.jpにアクセスし“クラシックギター”で検索すれば
400点近いCDがヒットする。町のCDショップで驚くのは、日本人若手のCDが実に多く並んでいる
ことだ。デビュー間もない若手が何枚もCDをリリースできる状況に隔世の感を覚える。

翻って私はN直販以外のルートでNのレコード・CDを入手するすべを知らない。

いずれ大きな変化はあるのだろうか?
Nの音楽が町にあふれ、容易に入手できる日は来るのだろうか?