今から35年も前の話であるが、ギターブームと言うのがあり、NHKの教育TVでギター教室と言うのがあった。
その当時、ギターがあまりにも流行ったので、このギターで金儲けを企んだ人間が現れた。

それを{新堀ギター}といった。

何処の駅にも{新堀ギター学院}の看板が付いていた。
とにかくギター音楽を教えると言うより、生徒を見つけて楽器を売るのが目的であった。
その学院長の新堀という男とは、書面で戦った事が有る。
当時現代ギターというギター専門雑誌に手工ギターの記事を掲載していた私に、新堀の手下が輸入ギターのサンプルを数台持って、
そのギターの{鑑定を依頼}をしてきた。私のお墨付きが欲しかったのであろう。


ところが、その輸入ギターは、あちらの無名三流品で、とても市販出来るような品質では無かった。


私は、それを厳しく指摘して、御墨素付きどころか、「高価で販売するには当たらない」と酷評したのである。
その中の一台は、音程が狂っていたのであった(笑い)
その鑑定に怒った新堀の親分から、頭から湯気が立つような異論を唱えた抗議の手紙が来たが、それを無視して放置しておいた。
手紙には「これは私が自信を持って輸入したギターで、貴方の鑑定が絶対ではない云々」と小うるさいものであった。



実に下らない幼稚な言い訳であった