吉田秀和が始めて渡欧したとき、ブルックナーはよくわからないとドイツ人に
話したら、日本人はまだせいぜいブラームスどまりだろうと言われたとのこと。
その後、吉田はブルックナーの魅力を知るようになり、そのドイツ人の言った
ことももっともだと納得するわけだが、だからといって吉田がブラームスを
嫌いになったわけではない。

今の時代でも、ブルヲタにせよ、ブル嫌いにせよ、ブルックナーを聞いた経験
のあるクラッシクファンが、ブラームスを一度も聞いたことがないなどという
のはちょっと考え難いので、ブル好きがブラームスに目覚めるてブル嫌いになる
というパターンはまず少なそうだ。
元からブラームス嫌いがブルックナー好きになるケースはありそうだけど、
ブラームスファンがブルックナーに目覚めたからアンチブラームスになったという
パターンも、それほど多くはないような気がする。
(熱狂的宇野信者にはそういうのがいるかもね)