>>887  >>892
読んでもらえてよかったです。そうか、ロシア語もやってるはずですね。

さて、ピアニストで、著述家の青柳氏が、岩波の「図書」6月号で本の紹介の際、
「オルガニスト」というミステリーの前振りにツィマーマン(と思われるピアニスト)を引き合いに出してる。
「ショパコン優勝・演奏会は年50回に抑えている・ピアノを持ってくる」って言われたらねえ。
彼女の話は以下のようになる。

このピアニスト、評判が芳しくない。
完璧主義が行き過ぎて、あちこちでトラブルを起こしている。
雨の日に「こんな楽器の状態では演奏できない」とステージの袖にしがみついて、
なかなか出て行かなくて、主宰者を慌てさせた。
そのうちアクションを2台持ってくるようになったが、それだって本体との相性もあるし、
第一気候の問題は解決できない。l
そこまで完璧性を求める気質もなんだが、その我儘が通る立場に昇りつめた時、
なんでもありになってしまう怖さ・・・。
ここで彼女は、「オルガニスト」からの引用文を載せる。
「覚えておきなさい。芸術の道で己を高めたいという真摯な気持ちにこそ、悪魔がつけいるということを」
(「オルガニスト」は自分もだいぶ前に読んだことがあるんで、何を言おうとしてるかわかるが・・・。)

うーん、ツィマーマンは変人だとは思ってたけど、袖にしがみついて弾くのを嫌がるような
人だとはね。
でも、その気の小ささ(繊細さ)があるから、ああいう演奏ができるんじゃないかと。