ところで、

80年代後半から古楽演奏の主要団体が
古典〜ロマン派のレパートリーにつぎつぎ挑戦しはじめたのは
(その評価は措くとして)充分に頷けることです。

では無く、博学な古楽器おた(アルノンコアら)が古典派から
前期ロマン派の演奏に挑戦したというのがいうのが正しいのでは
ないですか。(302の前半部分はアルノンコアの生き方を
なぞった、彼に対する賛美にしか読めませんでした。)
 19世紀前半にフィッティングのチェンジを終えてしまった
古楽器の演奏集団が1850年以降の演奏をおこなうというのは
噴飯モノで、いいとこモダンに向き合えるのもブラームスあた
りまででしょう。(それもベートーベンの延長線上の演奏として)
 ですから、モダンという範疇のあいまいさはさておき、かれら
の捕らえ直しは、古楽器という構造を手にしておこなっている
以上、古楽器ののこりがが届くあたりがやはり境界線とならざる
を得ません。ですから、マーラーをこてこてのモダンイタリーで
弾きたがるのです。