素直に考えれば2かなと思うけど、それとは別に、カラヤンは生前
グロッツがテイク編集したこの録音をチェックしていたんだろうか、
となんとなく思ったりもする。

この録音、思うところが2点あって、一つは、なぜエグゼクティブ
プロデューサーがブレーストではなく、ガーベンなのか、という点と、
もう一つは、なぜテレモンディアルが映像を同時収録していないのか、
という点。
細かいことではあるんだけど、ブレーストがカラヤンの録音をプロデュース
するようになってからは、カラヤンのDGの録音はおそらく100%
ブレースト、グロッツ、ヘルマンスのチームだったかと思う。
カラヤンはこの録音チームにこだわりを持っていただけに、最後の
録音だけブレーストではなくガーベンが担当していることが引っ掛かる(
ブレーストは確か、カラヤン死後SONYに引き抜かれてDGを辞めたから、
もしかするとそのせいなのかも知れないけど)。

テレモンディアルが映像を録っていないのも、晩年のものは大半が
録音と映像収録を同時にしていることと、カラヤンとVPOによるブル7の
演奏価値を考えると、むしろなぜ映像収録しなかったのか、不思議に
すら思える。
そんなことをいろいろ考えていたら、もしかしたらこのブル7は、
もともと単なる記録としてDGのスタッフを使って録っていたもので、
製品化する予定はなかったんじゃないか、と思ったりもしてた。