>>281続き
この場面で凄かったのは、フレンツェの再建杮落としでのチョーフィーの顔に札びらを
投げ浴びせたもの。素顔が魅力的な人だったので、ステージでの表情は忘れられない。
近年ではこの公演がダントツで娼婦像を際立たせていた。
もう一つが、ハンガリー国立でのボンファデッリが、ステージ中央に振り回されて転げ倒され、
ブルソンが心底?怒った口上はボンファデッリが泣いて喜んだと思われるほど迫力があった。

フレミングは2幕以降、声色を変える技法と声の豊かさは流石だった。演出的に
ヴィオレッタを極端に下げ荒んでいないだけに、レビュー色が強かったかも知れないが、
グレギーナの強固な意志を貫く演技もあるが、当面はゲオルギューの華麗さや、ザルツブルグ、
ウイーンの2度とも好評だった、ネトレプコがMETで演じる日もいづれ来ると思うので、
ハウスに拘らず次回を楽しみに待ちたい。