>>497
アニー・フィッシャー/フリッチャイって、DG盤、それともライヴ?
と逆質問入れつつ、漏れのお薦め。

ソナタ全集をその3つから選ぶなら、パールを第一に推す。
もちろん3つとも素晴らしいのだけど、ナットは多少演奏様式の古さを
感じてしまうし、ポミエは「伝統的解釈」というものを捨てたところから
(楽譜に忠実に)演奏しているので、他の演奏を聴いた時に多少戸惑う。
パール盤はその中間、ややポミエ寄りというスタンス。全曲の演奏水準も
総じて高いと思う。
その他の演奏では、(他の人が挙げそうにないものだけど)漏れ的には
イェノ・ヤンドー(ナクソス)http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=187587
ジョン・リル(ASV)http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1891817
園田高弘(デンオン)http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1655059
といった演奏を推す。これらは、伝統的解釈を踏まえつつ、演奏家の個性を出すのに
成功したもので、どれが素晴らしいとか甲乙つけがたい。ヤンドー盤は、選帝侯ソナタや
ソナチネといった、通常の全集には含まれない作品まで収録されているので、特におすすめ。

アニー・フィッシャーによる全集もあるが、彼女の最晩年のもので、
フリッチャイと共演した当時の輝きは感じられない。でも、細部まで
よく研かれた「深い」演奏を聴かせてくれるので、興味があれば…。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=114667