ヒトラーがゲーリングと音楽家とのパーティに出席した。
連合軍による爆撃で停電となり、薄暗い蝋燭の灯火だけとなった。

ゲーリング「誰が誰だかわかりませんね」
ヒトラー「こうすればわかるさ」
ヒトラーが暗闇に手を出すと、誰かが手にキスをしてきた。
ヒトラー「こいつはカラヤンだ」

しばらくして、同じように手を出すと、唾を吐きかけられた。
ヒトラー「こいつはトスカニーニだ」

またしばらくすると、腕時計をもぎとられた。
ヒトラー「こいつはベームだ」

次は何かを手渡された。膨大な量の手紙だった。
ユダヤ人を擁護するような、ドイツの栄光を讃えるような、晦渋な文章だった。
ゲーリング「わかりますよ。こいつはリヒャルト・シュトラウスでしょう」