嗚呼悠久千有余年の歴史を誇る古都京都に今日も賀茂の水は流れ行き
かつて独りで書を読む憧れの君に初めて声をかけし想い出の進々堂は
今日も変わらず二人でバッハマタイ受難曲の厳粛さをマーラー交響曲
第2番「復活」の壮麗さを語り明かせし今出川通りから北に上がりし
我がかつての下宿は今はなく振りさけ見れば比叡なる東の山に月は出で
ラインの城やアルペンの谷間の氷雨雪崩雪をしのびつつ明日は今津か
長浜か嗚呼我が青春の古都京都その地にて泰西の名曲の数々を君と二人で
聴き行きし京響の響き今も懐かし紅萌ゆる今君はいずくにか在りやと