今日の演奏は快速でコーダもインテンポで突っ走って
でも最後の一音だけちょっとリタルダント(というのか、一音だけだと)して、
タメをつくって終わりましたね。
4月加入の若いティンパニ奏者(この人は注目株!)はほんとに鋭く叩いていて、
コーダもすごかったけど、しかしちゃんと最後の一音はタメていた。
視覚的にもものすごい効果があって興奮。

今日の演奏はほんとに立派な演奏。
オーケストラの機能と能力を使い切って
キズもほとんどなく、推進力もあってゴージャス。

だから「名曲コンサート」としてはまったく文句ないのだけど、
私としてはやはり「背筋の凍る怖さ」のようなものを
ショスタコーヴィチには求めたくなってしまう。
デプリーストは現存しているショスタコーヴィチ指揮者としては
世界でも5本の指か10本の指には入る存在。
今日の演奏が素晴らしかったことを認めた上で
もう一つ上のレベルを求めてしまいます。

3年くらい前のタコ10はほんとに素晴らしかった!
まあ、10番と5番では曲がまったく違うので
5番を今日のように演奏するほうが
曲の違いを浮き立たせるためにはいいのかもしれないが、
ショスタコファンとしては、
「もっと不安に・・・、もっとやるせなく・・・」と思ってしまう。

まあ、贅沢な注文かもしれませんが。
というか、そういった高次の注文をしたくなるほど
演奏自体は立派なものだったということですが・・・