5月29日、オペラシティでN響のモーツァルトを聴いた。
前半の協奏曲はこじんまりまとめるだけの安全運転で全く冴えない駄演。
モーツァルトだろうがなんだろうがただただこなしただけの官僚的お仕事。
後半の交響曲はうって変わって実に美しい響きによるオーソドックスな名演。
ピリオドアプローチでないモーツァルトでもこういう音なら大歓迎。

コンマスは堀。前半はこの人の悪さがモロに出たが、後半で帳消し。
弦全体でも、調子の上がった後半だけとれば、柔らかくて厚みもある美音で
他の国内オケとは一段違うレベルを示してくれた。
オーボエは見かけない顔だったが、K.201はなかなか表情豊かでgood!
松崎さんのホルンはさすがというべき安定感。

それにしても、オケが良く鳴っているときのオペラシティの響きは素晴らしい。
オケの調子が悪いとどこか冷たくてよそよそしい音になりがちなホールだが、
29日も前半と後半でホールが変わったようにすら感じた。
もちろん糞NHKホールとでは比較にすらならないことは言うまでもない。