ワルターのコロンビアとのは年齢のせいか、ワルターの気力の
衰えがみられる。たがが外れたって言うのかな。
ブラのなかでは1,2,3がそのような気力の減少が見られる演奏だが、
しかし、ブラ4は(ニューヨークのもすばらしかったが)、すばらしく、しみじみと
した演奏を聴かせる。コロンビアとのやつではほかに、モツの40番もすばらしいね。
コロンビアはたいした楽団でないが、しかし、戦後のウィーンフィルを
演奏したやつは、ワルターの意図をワルター自身から教えられなくても、
理解していたかのようで、60年のファイナルコンサートまですばらしい演奏だ。
ファイナルコンサートの未完成などは音のひだのひだまで感情が込められている。
コロンビアともそのような演奏をしたかったんだろうが、いかんせんワルターの年齢
ゆえ、やろうという気力がうすれ、かといってコロンビアは2流の楽団だから、
ワルターの意図をくめない。