ギーレン盤はぼくは採りたくない。
響きの透徹さから、ザンデルリンクのカプリッチョの全集が間違えなくベスト。
4番に限ってはチェリビダッケ、ワルターを採りたい。
この曲の濃厚なロマンティシズムを強固な造形にとじこめているからだ。
その点ギーレン盤は表現がなまなましく、体臭を感じてしまう。
うっとおしいブラームスの情感を引き締めた演奏が好ましい。