「本物」という意味がイマイチわからんが、才能があることは確かだろうな。
ただ、あの高速メヌエットを聴いてて思ったのは、ノリノリで演ってる
ようでありながら、「舞曲」にはなってない、ってこと。
「肉体性」がないんだよね、ハーディングの音楽には。とても「頭脳的」で
「知的」である。そのへん、ラトルに似てるなあ。古楽っぽいんだけど、
完全に21世紀の演奏ですよ。

誤解のないように付け加えておくが、ハーディングの指揮、それを受ける
オケの演奏は、身振りが大きくて、小手先のものではなかった。
力点を置くところは身をかがめて振る。弦も、同じ身振りで大きく奏く。
両者が一体になっていて、見てて気持ちよかったねえ。