2006/9/11東京文化会館(18:35〜21:50)
伊・フィレンツェ歌劇場:五月音楽祭管弦楽団/同合唱団<2001年以来3回目の来日>
指揮:ズービン・メータ/演出:ルカ・ロンコーニ
Bariton:ルッジェロ・ライモンディ(ファルスタッフ) /Tenor:ダニール・シュトーダ(フェントン)
Bariton:マニュエル・ランツァ(フォード) /Tenor:カルロ・ポージ(カイウス)
Tenor:ジャンルーカ・フローリス(バルドルフォ)/Bass:ルイジ・ローニ(ピストル)
Soprano:バルバラ・フリットリ(フォード夫人アリーチェ)
Soprano:ステファニア・ボンファデッリ(ナンネッタ)
M・Soprano:ラウラ・ポルヴェレッリ(ペイジ夫人)/M・Soprano:エレーナ・ジーリョ(クイックリー夫人)
�@ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」全3幕<初演1893ミラノ/原作:シェークスピア>

1996年の初来日でのデヴィーア、グルヴェローヴァの凄まじいルチアは忘れられない
出し物だったし、前回2001年はラ・トラヴィアータ(グルヴェローヴァ)とトゥーランドット
(リューは今回と同じノラ)だった。
今回のファルスタッフは今年5月に披露されたニュープロダクション。ボローニャで
来日したボンファデッリも直前のこの公演は現地キャンセルしてたので、美人症候群で
来日は無いと思っていたが、来日→不能→来日と良い結果に出て良かったと思っている。
2幕は相変わらず綺麗だったし、3幕2場の"そよ風に乗って"も中々綺麗な歌い回しで
安心した。
フリットリはルイーザミラー→レクイエム(ヴェルディ)、今回のアリーチェと、全く安定した
歌唱と演技力で今後益々右肩上がりで評価があがるだろう。ライモンディも
ほぼ順調な出来だったが、アリーチェへの引っ掛けはもう少し、誘惑的表現を出して
欲しいと思ったが、お相手がフリットリだと襟を正しちゃいそうなのは心情と
して判らなくはない。
総体的に配役陣にへこみは無いし、演出・舞台装置もプロセは有効に使っていたし、
細かなセット組み合わせも出来ていて、メトに次ぐ舞台だった。
フリットリが結構ボンファデッリに気を使っており、終演後のコールも両人ご満悦で
今年最長のコールとなった。メータ&オケも含め良い出来だった。