もう少しだけ言わせてもらえれば、例えば「トリスタン」って19世紀の人には
あらすじ自体がすごく衝撃的だったと思うんだよね。まあもちろん原作は何百年も前に出来てたわけだけど。
王様の嫁を盗っちゃたりとかするんだからさ、そりゃ結構な大それた話なんだと思う。

でも現代って、何でもありの時代でしょ?不倫はおろか、親殺しだのなんだのって、
道徳的には信じられないような事件が毎日何件も起こってる。
だからそうゆうのを毎日のように新聞で読んでる漏れ達は、当然その辺の感覚が麻痺しちゃう。
これは感性の不足云々って言う問題じゃなくて、現代人の普遍的な傾向なんだと思う。

だからさ、19世紀の人たちがワグナーの「トリスタン」を見て受けた衝撃とか感動って現代人が
想像する以上にすごいものだったんだと思う。あのあらすじに加えて、あの音楽だからね。
でも漏れたちが今19世紀的な演出で「トリスタン」を見ても、そりゃまあすごく感動するわけど、
実は、19世紀の人たちほどには感動出来てないんじゃないかな?
本当のワーグナー(はじめ作曲家、作家たち)を知らないというか。

だから19世紀な演出とは、別のアプローチで演出したものを見ないと、ワーグナーやらに
本当に近づくことは実は難しいんじゃないのかな。
評論家の許たんも、どこかで「最近はオペラに対しては専ら視覚的興味しかない」って言ってたけど、
これはそーゆー意味なのかなって思います。

なんか何の話してるのか分からなくなってきました。。もうやめときます