>>402
反論されても困るのですが(あくまで私の感性の問題なので)、ギター以外の楽器も少しは
弾く者として、一応、感想を述べます。
私はバルエコさんの演奏には何のショックも感じませんでした。

五線譜さんの感性では感じたということなのだと思います。
私にはいわゆる「普通の音楽」にしか聴こえませんでした(これが実は凄いのですが)。
これなら、ギターで弾かない方がもっといろいろな表現が出来るだろうにと感じました。
ギターに対するスタンスの相違なのだろうと思います。
ギターは音構成を表現するには不利な楽器です(ピアノの比べて)。
音量、ニュアンスのつけかたを考えた場合、ヴァイオリンやフルート等に劣ります。
どっちつかずの中途半端とも言えますが、総合的に色々なことができる楽器だと思います。
心に染み入る音色、そして和声表現、多彩なニュアンスを表現できる音色の変化等が総合さ
れてギターの魅惑を生み出していると私は考えております。
が、それを強調し過ぎるギター音楽文化(というほど大げさなものではありませんが)に対
して、アンチテーゼとしバルエコ氏ならびにあの世代のギタリストが登場したのではないか
と想像したりもします。その結果、ギター独特の魅惑が少し封印されているのかもしれないと
いう402さんの意見も一理あると思います。

ギタギタに浸っていたギターファンにはショックだったのかなぁ、と思いますが、あのいわ
ゆる超絶テクニック(?)という速いスケール等はピアノ的に言えば普通のことです。
それをギターで弾くから凄いのだと思います。両者の発音のメカニックの相違ですね。
ギターの場合、速いスケール等は「楽器の魅力を生かす」ことが難しいと私は考えております。
シャコンヌにおいてもアルペジオ部分はヴァイオリンより適していると感じますが、スケール
部分はやはりバイオリンの方が適しているでしょう。ギターを弾く人は、そうしたスケールを
聴いた場合「凄い」と感じるのかもしれませんが、普通に音楽として聴くスタンスでは、無理
して頑張って弾いているなぁと感じる(私の場合)ように思います。
バルエコファンの方、すみません。別にあの方の演奏が良くないと言っているわけではありま
せんので、そこのところをご理解ください。