カールベーム指揮。

ベートーヴェン交響曲全集。
VPO。’70−’72。DG。
晩年のベームは、厳しさが薄れ、ずいぶん穏やかになり、
ストイックな魅力に欠ける。
激しさよりバランスのよさ、厳しさよりもおおらかさを、愛する心の芽生えか?
この全集中、随一は、田園と思う。第7、9もよい。
穏やかでバランスの取れた、握りこぶしの入らない美しい演奏だともいえる。
惜しむらくは、第5だ。
間延びしていて、集中力不足か?

交響曲第3番。英雄。
BPO。’61。DG。
カラヤンに奪い取られた、本来のドイツ的剛毅さが生々しく現出して居て、すばらしい。

ブラームス第1番。
BPO。’59。
上と共に壮年期の名盤。