【奴が】テレマン【帰ってきた】
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0052名無しの笛の踊り
2006/04/27(木) 03:11:05ID:ZP6/4w59少し事情が分かったので、取りあえずレスします。
1764年〜1767年の受難節には、当時のハンブルグの演奏習慣にしたがって、
ルカ、ヨハネ、マタイ、マルコの順番で、毎年テレマンの受難曲(TWV5:49〜52)が演奏されています。
これらの作品はいずれも旧作を改作したもので、具体的には、
1766年の作品は1758年と1762年のマタイ受難曲(TWV5:43, 47)が、また
1767年の作品は1755年のマルコ受難曲(TWV5:40)が原曲となっているようです。
一方、テレマンの孫であるゲオルク・ミヒャエルは1755年以降ハンブルグに滞在し、
晩年のテレマンの音楽活動を支えるようになりますが、
すでに1762年のマタイ受難曲の自筆譜には彼の筆跡が見られるようになり、
その後の受難曲の楽譜には、彼の筆跡が増加する傾向が認められるとのことです。
こうした晩年の受難曲にどの程度新規性があるのか、
また、これらの作品の成立にあたって、ゲオルク・ミヒャエルが筆写以上の役割を果たしたのか、
よく分からないのですが、
1766年のマタイ受難曲、1767年のマルコ受難曲は、いずれも現代譜やCDが出ているので、
これらを入手すれば、より詳しいことを知ることができるかもしれません。
【現代譜】
Matthaus-Passion 1766, edited by Johannes Pausch & Stephan Mohle,
Sammlung Hamburgischer Musik-Alterthumer 14 (Hamburg: [J. Pausch / S. Mohle], 1998)
Marcus-Passion 1767, edited by Johannes Pausch & Stephan Mohle,
Sammlung Hamburgischer Musik-Alterthumer 15 (Hamburg: Edition Musik-Landschaften, 1999)
【CD】
Matthaus-Passion 1766, Johannes Pausch, Hamburger Telemann-Orchester, Altonaer Kantorei
Edition Al Segno, AS 2027 2 (2 CDs 2000)
Marcus-Passion 1767, Wouter Smekens, Capella Aurora, Svetiana Sumatcheva
AAL Records, AAL 1996002 (2 CDs 1996)
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