「ワルターはオーケストラの水準に満足していた。」
と証言が残っているそうだね。
この頃のエピソードを物語る数々の証言が商業的
な宣伝目的のためのものだったとは思わないな。

それでいくと、ワルター/コロンビアのマラ9は、
ワルター自身がウィーン・フィルとの録音よりも気に
入っていたという渾身の一作だっていうじゃないか。

ワルコロのマラ9、取り上げる評論家は全然いない
けど、その至純の境地に達した演奏を、もっとよく
見直すべきじゃないかと思う。