ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(44年?)/DG (モノラル録音)*推薦


モノラル録音です。意外にもフルヴェンの録音が実在していたんですね。しかも

この演奏、聴いてみれば凄まじいまでの迫力に満ちた名演です。どちらかという

と幸福感に満ちたハッピーな曲として扱われることの多いこの作品ですが、ここ

では何か哲学的な訴求力までもが伝わってくるほどの緊迫感に満ちた演奏を繰り

広げています。私がご紹介した聴きどころのすべてを的確に処理し、テンポ、内

容ともに完璧さを追及したかのような演奏はまさしく圧巻。ホルンも実によく音

が出ていて、後半にかけての壮絶な盛り上がりには息をするのも忘れるほど引き

込まれてしまいます。ちなみにラストに入る付近でティンパニの音にフルヴェン

らしい改造があります。すぐ分かるところですので興味のある方は探してみてく

ださい。