>>52
あまり種明かしするのも良くないけど、いくつかカキコ。

1)冒頭のフルートの処理法。いかに楽器に精通していたかわかる。
(フリッチャイは、父親に「指揮者になるには楽器を知らんと」と
オケのほとんどの楽器を演奏できるように教育されたらしい。)
全体に、「この楽器ならこんなことが出来る」という範囲の中で一番
適切な音色・奏法を求めるのはこの指揮者ならでは。

2)ところどころで見せる、「演技」に注目。
フリッチャイは音楽を「物語」として説明して、適切な音を求めることがあった。
その際に、「演技」をするのだが、これがまた見事。ジェスチャーだったり、
例え話だったり。練習中の指示は厳しいのだが、適度に笑わせるツボも得ており、
出てくる音楽が「恐怖政権下の公務員音楽」にならずに、実にノビノビしているのは
そのためかと思えるほど。