>>33
書かれていることには何ら異論がありませんが、私が言いたい、イメージが
呼吸で崩れるというのは、フレーズに対してではありません。ですから、
循環呼吸で何とかなるものでもないし、長いフレーズだからどうこうという
ことでもありません。
あなたがどうかはわかりませんが、心の中に生み出せるイメージというのは、
大抵のひとが想像するよりずっとリアルで有り得るというのが、まず前提に
なります。 
泣けばいいというものでもないですが、涙が出るくらいの感動の経験を皆さん
お持ちだと思います。そのときその感動が、心の中に生じているのは、言うま
でもないことですが、では、音楽を聴かずに、例えば譜面からイメージするだ
けで、聴いた感動以上のものを心の中に生じさせるのは不可能でしょうか、いえ
心の中には制約がないのですから、十分可能なのです。

そこで一応上記のことが可能だとして、感動というのは、胸の中に感触を伴うもの
ですから、(胸が熱くなる、胸が締め付けられる等)その胸の中の感動を息にのせて
伝えたいところです。 ここで問題になるのが、不用意な腹式呼吸が胸の中の感動
(感触)を崩してしまうことなのです。

この意味では、確かに弦楽器の方が呼吸に乱されることが少ない為に有利だと思います。
カザルスがうなりながら弾いているのも、この胸の中に生じたものを、何とかそのまま
外に出したいという衝動から来ているように思われるのです。