フランツ・リスト総合スレ4
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0269名無しの笛の踊り
2006/04/16(日) 18:55:24ID:6Fj3zxjrハンガリーの主題2つ(後に狂詩曲6番(*)の3つ目のツィンバロン風主題、12番の後半の主題(**)に転用)の他に、ルーマニアやトランシルバニア・サクソンの民族舞踏の主題が出てくる。このあたりが「ルーマニア狂詩曲」なんてタイトル付けた背景だと思われ。
前半は序奏とカデンツァの後、(*)の主題が(*)とは別の展開を見せた後オクターブを多用して、ヘルマンシュタッターと呼ばれる主題が10度の和音を多用して現れ、半音階の別主題を経て勇壮に再現されるが、それ以上の展開を見せず巧妙な経過句を伴って終了。
後半はヴァラキア地方のメロディー(***)と(**)が掛け合い、テンポを早めたり技巧の展開をしたりして最後は(***)の急速なマルテラートで終了。
フレーズの繋ぎ方や主題の発展の処理の単調さに、リスト本来の資質からすると多少の稚拙さが見られ、この辺りがリストが未出版のまま放置した理由ではと勘ぐることもでき、ブゾーニのものはご多分にもれずに多少の脚色があるのではないかと睨んでいるのだが。
ともあれ、このまま埋もれさすには惜しい魅力的な楽曲という数多の意見には全くもって賛成なので、これを機会に人口に膾炙するよい機会になればと思います。
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