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それぞれが自主公演のほか、企業や行政からの依頼公演、学校の音楽鑑賞会などの活動を行い、公演回数は四楽団合わせて年間四百件を超える。
活動範囲も関西にとどまらず、大阪の文化の一つとして情報発信の役割も果たしてきた。

ところが統合することになれば、在阪楽団による公演回数は減少する。「最初に影響する学校での演奏会などは激減するのではないか。
子供たちに本物の音楽を聞かせることが豊かな教育につながると信じてきたのに」と関西フィル楽団員。
また、それぞれの設立経緯も作る音楽も異なる。
団員の年収も平均約二百五十万円の楽団から六百万円近くの楽団まで格差がある。ここにも「単純な統合は難しい」理由がある。

さらに問題になっているのが、行政から受ける支援額が四楽団で大きく異なること。
年間でセンチュリーには府から約四億五千万円、大阪フィルには府と市から計約一億八千万円。
これに対してシンフォニカーと関西フィルへの府と市からの補助金は、
公演に対する事業補助というかたちで、二楽団合わせても数百万円にとどまっている。
行政支援の少ない二楽団からは、その偏りについて再考を求める声もあがっていた。