ラストのサン・サーンスのピアノ協奏曲第2番をはじめ、期待していた
とおりの好演でした。円光寺氏の指揮は全体にテンポを落とした重厚な
曲作りでした。大フィルのサウンドとはよくマッチしていたのですが、
サン・サーンスの曲としてはもう少し軽妙洒脱さを求めたかった感じも
しました。ピアニストは、終楽章の冒頭の大事なところでミスが出たのが
惜しまれますが、全体に力強いタッチの見事な演奏でした。
ハイドンのチェロ協奏曲第1番、モーツァルトのクラリネット協奏曲、
どちらのソリストも大変よかったです。もちろん、大フィルの演奏も
見事でした。

エキサイティング幸太チェロ版(シンフォニカーの首席)が、降り番
だった近藤先生の代役に再び登場。ラストのサン・サーンスの前に、
ヴィオラのトップ陣(今日はいつものインの方も降り番で、女性二人)と
会話を交わし、「腕が鳴る、腕まくりして臨む」という意味でしょう、
右手を腕まくりする仕草をして笑っておられたのが非常に印象に残りました。
終楽章に低弦で大変綺麗な旋律を奏でる所がありますが、まさにここぞと
ばかりの大熱演でした。
またちょくちょく大フィルに来てもらいたいものです。

コンマスは梅沢コンマスでした。
大フィルがこの日演連推薦新人演奏会に登場するのは大変久しぶりなの
ですね(大阪公演自体が久しぶりな上、以前の大阪公演は関西フィルが
担当していた時期が長かった)、プログラムを見て初めて知りました。
今後もまた大フィルの担当で大阪公演をやってもらいたいものです。