難解な現代音楽を好むファンの心理は、社会的エリートの心理に通じている。
自分は難しいものを理解できた選ばれた人間である、分からないやつはバカである
というのが前提となっている。
つまり、そこで採用されている音楽に対する価値判断の基準は、いい音楽/悪い音楽、好きになれる音楽/なれない音楽、という一般的な音楽に用いられる基準ではなく、
優秀な聴き手には理解できる音楽/凡庸な聴き手には理解できない音楽、というものになっているのである。
しかし、現代音楽ファンと社会的エリートには大きな差もある。
社会的エリートは、東大卒、国家公務員上級や司法試験合格など、人をとりあえず納得させるだけの
自分がエリートであるという証明を、かんたんに外部に示すことができる。
しかし、現代音楽ファンには、万人を納得させる証明がない。聴けてる、聴けてないという議論には、試験に合格した、落ちたのような
明証性がない。そのために、現代音楽ファンは自分がエリートであるという自覚を、広く外部に納得させることができない。
それでストレスがたまり、攻撃性や粘着性を帯びる。2ちゃんはそういう人が憂さ晴らしをするためのスクツである。
まあ、かわいそうな人たちなので、寛容な目で見てやっていただきたいと思う。