ヴェデルニコフのベートーヴェンこそ、
苦難の人生の中で自らを高めた哲人による至高の演奏である。
ただのスージオタクのバックハウスや、
腐りきったドイツ市民文化に浸っていたケンプなどとは比べものにならない。
いわば有機農法で育てられた本物のトマトと、
促成栽培の偽トマトとの違いのようなものだ。