別物…というか先祖がえりさせたというべきだろうね。
誰がどうやってもあのままあの路線を続けてたらいずれは凋落してるよ。
国の体制も変わってるし。
ムラヴィンスキーが死んだ段階でとにかくあれはTHE ENDなんだよ。
だいたい他の指揮者で現状維持できるほど
ムラヴィンスキーがつくったあの音は半端じゃないしね。

だけど一度だけ奇跡が起きたことがあったなあ。
1989年にレニングラードが来たとき
じつにしょうもない演奏がダラダラとやられて閉口したことがあったけど
アンコールでくるみのパ・ド・ドゥやったとき
その時だけオケがムラヴィンスキーの音になった。
身体に電気走ったし、その後は泣いたなあ。
ムラヴィンスキーが最後に日本に別れを言いに来たような気がしてね。

あれが正真正銘最後のムラヴィンスキーだった。