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「…時々ベートーヴェンに失望する不幸な人々があるが、彼らは彼のこの古今独歩
の音楽的構成の素晴しさとそれに附いてこの上もなく適切に選ばれた各テーマ、各
経過句の素晴しい音楽的効果とを忘れてゐるのである。ベートーヴェンに感覚を求
めるのは、不幸な間違ひである。」(長谷川千秋 著「ベートーヴェン」岩波新書 赤16
昭和13年刊)