追悼して・・・なぜか「ローエングリン」の海賊ライブ(1954年バイロイト)に
手が伸びてしまった。ここに記すまでもなく、ニルソンがバイロイトに
デビューした際の記録(正確には、前年のバイロイトでベートーヴェンの第9が
ヒンデミットの指揮で演奏された際にソリストとして登場)。

聴いてみて、猛女あるいは女傑とは遠いイメージの、しとやかな歌唱
(エルザ役にうってつけ)にびっくり。

恵まれた声を買われてイゾルデ役やエレクトラ役に進出したのは当然として、
遺された録音からのイメージとは裏腹に、本当はもっと幅広い役柄をこなせる
資質を持った歌手だったのでは?