俺は藤原の肩を持ってるわけでもなく、「褒めるだけ」でもないつもりだ。
オペラ鑑賞の仲間のなかでは「辛口」といわれている。
実際、新国の舞台なんかで「辛口」の評価を公言して大騒動を起こすこともある。

しかし、「辛口」の評価するからには責任もあると、東京で行われる「オペラ」公演
は全日とまではいかないが、ほぼ全演目どれかの日に通っている。今年に入ってだけでも
「アンナ・ボレーナ」「ルチア」「ラクメ」「ルイーズ」「ヤー・ザーガー」「ラ・ボエーム」
「オランダ人」「ローエングリン」「タンホイザー」「ニーナ」「どろぼうかささぎ」
「アルバート・へリング」「フラ・ディアヴォロ」「蝶々夫人」「運命の力」・・・

それらと比べて、この公演は平均よりかなり上に位置する。ベストとはいえないが。
藤原のいつもの公演よりは、かなりがんばったほうだ。そういうときには
褒めてやるべきなんじゃないか。

来日公演だって、不出来なものもあるし、海外にでかけたって、心から満足できる公演に出会う
ことはよほど事前にきちんと調査して狙っていかないと難しい。
藤原は江副マネーが切れてお金が無いのはみんな知ってる。そのなかでよくやった。
フリッツアを連れてきただけでも「よくやった」とおれは評価する。