平尾は、ディクション、フレージング、発声あらゆる点であきらかに未熟であった。
1幕からしてちゃんと歌えてなく、中間音が割れていた。
1幕最後の2重唱はオクターヴ下げ、
2幕のアリアでは最後のアクートが棒になってしまっていた。
3幕のLa donna mobileは途中のアクートを全部短くごまかし
最後だけは一応頑張っていた。
次の4重唱に至っては鳥木に押され、途中から殆ど歌えてなかった。

近年のめざましいコンサートやオペラでの活躍は評価してはいたのだが、
インタビュー記事では役に入り込まないでどれだけ歌を聞かせるか
を信念としていると堂々と言っている。結果的にどうだったのだろうか・・。
コンサートではないのである。
精神的にも未熟。甘くみている。
そして、プロとしてコンディション不良は言い訳にならない。カヴァーする表現力が乏しい。

蝶々婦人に関しては勿論、村上、平尾を観に行く予定。
ここを読むと、牧野のことも心配ではあるが、中鉢不在の今の藤原。
平尾は今頃、
中鉢の師である南条氏に必死に泣きついているのではないかと想像してしまう。