「ネコなんて飼うんじゃなかったね。」 だからやめとけと言ったんだ。バカ犬一匹でたいへんな思いを
してるのに、「カワイイから」と安易に飼っちまったのが良くなかったんだ。

「手間は掛からないんだけどさぁ…。」 そうか? 最初に飼った「ニャンとも清潔トイレ」は、なぜか
一週間で入らなくなっちまって、「デオトイレ」にしたら真ん丸のサンドを転がして遊ぶだけ。
次の「おまるdeキャット」は見向きもしないし、アイリスの屋根付きトイレは中に入ったら大暴れして
それ以降寄り付かないし、結局980円で買った超シンプルなトイレでようやく落ち着いた。使わない
トイレが4つ、部屋の隅に並んでる。アホみたい。
ネコ砂だって、紙砂は気に入らず、おからサンドを使ったら見るたびに量が減るもんだからおかしいな、と
思ったらシロがポリポリ食っちまってるし、最も扱いの厄介なベントナイトの砂を使わざるを得ないので、
重いわ、面倒臭いわ。
トイレでどれだけ振り回されたことか。
高価だったウォーターファウンテンはシロが独占しちまったんで、クロ向けに小さな容器を買ってやったが
全然水を飲まず、大きなタライがお気に入りとわかったので洗濯用タライを水飲み容器にしている。ちょっと
しか水を飲まないのに、タライいっぱいに水を入れないとならないので無駄だ。
エサだってサイエンスダイエットを食わなくなって、高価なユーカヌバにしたらニオイを嗅いだだけで一口も
食わず、ファーストチョイスは3日食って「ポイッ」。缶詰では魚正の赤ラベルをイヤそうに食っただけ。
頭に来たんで、にぼしや猫ふりかけをやったら喜んで食いやがる。そんなものばかり食ってると病気になるぜ。

「こんなに愛嬌がないとねぇ。」 天井付近が温かいらしく、一日中キャットタワーの最上段で寝てる。
オモチャを振り回しても知らん顔。

「クロ、クロ、おいで」 自分の名すら理解できていないバカ犬が尻尾を振ってやって来た。
「タロ、タロ、おいで」と呼んでも来る。「ペロ、ペロ、おいで」と呼んでも来る。
「おい、バカ、飯食うか?」「オン、ウルルルル、オンオン」
やっぱり犬はカワイイ。

Tさん、カレーパンを電子レンジで少しチンすると美味いね。病み付きになりそう。