ファニョーラの価格について

ファニョーラの価格ですが、都内では2000万を越えて価格設定をしている場面も有ります。
それが妥当かどうかは分かりませんが、それぐらいでない楽器屋も手放したくないのでしょう。
そういう楽器もあります。ですから、モノによっては2500万くらいの楽器も早晩あらわれると思います。
しかし、そうした楽器はごく限られたファニョーラだと思います。
そうした良い楽器はおいそれとは有りません。
(最近市販された、そしてされている楽器はそこまでの楽器はありません。)

いままでずっとファニョーラとプレセンダとの価格比はほぼ崩れていない
ように思います。同じ価格比(1対3〜4)で推移しています。数年前まではファニョーラとプレセンダ、ロッカがともに高騰してきました。
しかし、ここ2、3年ファニョーラが独自に高騰しています。それにはいろいろ原因があると思いますが、プレセンダやロッカが少し高くなりすぎた
のに比べ、ファニョーラがまだ上がりきっていないということなのでしょう。それは、ファニョーラの再評価が始まっているからかもしれません。
それというのも、プレセンダ、ロッカとファニョーラの間に経年変化の溝が思いのほか
少ないという事なのでしょう。それとファニョーラにしかない音にユーザーが気付き始めたのだと思います。それはファニョーラの弾きにくさと表裏一体を
なしています。特に、低音の幅と深み、そして高音の独特のつやと気品は他の追随を許しません。しかし、そうした持ち味には独特の弾きにくさ伴います。
フラットで慣らし易い楽器に慣れている奏者にはなかなか手強い楽器です。
特に女性の奏者でファニョーラを鳴らしきる人は少ないようです。

あと、ファニョーラの、裏板、横板、ネックのメイプルの質には注意した
方がよいと思います。いいやつは独特の透明感があり、深い杢になっています。
そうでないファニョーラもたくさん見ましたがあまり魅力を感じませんでした。
(むしろ吐き気がしました。)

オリジナルモデルですが、20年代の途中にできあがったのだと思います。
ですから20年代にしばしば使用していた一本線の枠のラベルがよく貼ら
れているようです。