ファニョーラも20年すると楽器の質による価格の差別化が終了しているでしょう。
20数年前はモダンイタリーの格付けがまだ出来ていませんでした。
その頃ファニョーラよりスカランペラーの方が高い楽器が多かったです。
(今では一部の楽器以外はありえないと思います。)
この20年でモダンイタリーの大方の差別化が終了したと思います。
ファニョーラの高騰はその余波にほかなりません。決して某国営オーケストラの団員による喧伝が原因ではありません。
多分30年前はモダンイタリーの十分な差別化が出来ておらず、そこに大きなビジネスチャンスがあったのでしょう。
そのころ日本にはやたら変なオールドが散乱していましたからそうなることはちょっとおりこうさんなら分かっていました。
そこで今からファニョーラの質による差別化ですが、1920年代のファニョーラがもっとも高価になるでしょう。
30年代に入るとどうも質のよくない楽器が増えてきます。(ファニョーラ自身がドイツから大方できあがったがった白木の
楽器を輸入して例の赤いニスを塗っていたようです。)
20年代以前の楽器はまだ十分に円熟していません。(20年代以前の楽器で左肩の所にサインがある楽器はまずオリジナル
ではない様です。)
20年代の楽器もイミテーションは別として20年代前半の楽器のほうが高価になるでしょう。
後半になると多かれ少なかれほぼどの楽器もググエラかジェノベーゼが手伝っています。
(日本に入っている楽器はほぼそうでしょう。)
それでもそれらの楽器はまさにファニョーラ以外の
なにものでもありません。そして、ロッカモデルかロッカとプレセンダをミックスしたような
オリジナルモデル(私の認識ではラベルは珍しく1枚しか貼っていません。)が人気がでると思います。
なぜなら、ストラドを研究尽くしたロッカのモデルからある啓示を受けたからです。(アーチも決してフラットではなく
ストラドの黄金期のミディアムアーチです。)
多分そのファニョーラが一番よい音がします。