>>31
あくまで一般論で、指揮者の人事についての憶測ですよ。
ただ、ドイツ人との関係にナーバスなオーストリア人が多いことは確かで、オーストリア人に「あなたがたドイツ人は」と話しかけて怒られたという話はいくらでもあります。
一方で(政治家の)ハイダーとか東欧人差別の立場に立つオーストリア人は「ドイツ人」と名乗る場合もあり、最悪の代表例はヒトラーです。
事実、第1次大戦後、ごく短期間この国の国名は「ドイツオーストリア共和国」でしたし、ハイダーはこの国名の復活を提唱しています。
オーストリアは元々は全ドイツの首都圏みたいな立場にあった国で、それが統一から除外されてしまった屈託もあるようです。
一方でウィーン以外の地方はまたオーストリアへの帰属意識より独立意識、ないしはドイツ人意識のほうが強く、典型がザルツブルクとチロルです。
近世初期にドイツから分かれ(短期間のハプスブルク・スペイン支配を経て)、今では言葉もドイツ語とはかなり異質化して別の言語、別の民族という概念が定着した国にオランダがあります。
オーストリアも戦後は数百年後の「オーストリア民族」を目指しドイツ民族とは別の道を歩き始めたはずでしたが、やはりドイツ人としてあまりに本流であったため、簡単ではないようです。