オーストリア人は、ドイツ人と自分たちが同民族であることは(特にバイエルン人なんかプロシア人より遥かに同質性が高い)重々承知しているが、一種の近親憎悪で少なくともJ・シュトラウスだけはドイツ人に触らせたくないという思いが強いらしい。
(オーストリア人としての属性が薄いモーツァルトまでは何とか我慢する)
それならまだしも日本人やイタリア人に振らせたほうがマシだ。だからティーレマンやドホナーニの登場はないだろう。
クライバーやアーノンクールはベルリン生まれだが国籍と親がオーストリアだし。
シュターツオパーの「こうもり」を二線級のグシュルバウアーやハイダーに任せたり、プレヴィン(この人は親はロシア人なんだけどね。生まれ育ちと国籍はドイツだ)がニューイヤーに登場できなかったのはこのへんが影響していると思う。
これまでウィーンでそこそこシュトラウスを振ることができたドイツ人はサヴァリッシュぐらいのものではないか。